2つの封筒のパラドックスの変形問題

確率的な思考を見につけることは本当に難しい。直観にあわないパラドックスを生み出す確率の問題の豊富さには、本当に関心する。例えば、2つの封筒のパラドックスに関連した、次のようなギャンブルの問題を考えてみる。


まずAが、適当に2つの異なる数字を選ぶ。Bは、ランダムに選ばれたどちらか一方の数字を見た後、それが大きい方の数字か小さい方の数字かを当てる。ただし、Bは、Aがどのように数字を選ぶか知っているとする。さて、このゲームはフェアだろうか?あるいは、Bが正解する確率は50%以上か以下だろうか?


Aはどのように2つの数字を選んでも良い。例えば、前の問題のようにルーレットを使って選んでも良い。ただ、Bはルーレットが生成する2つの数字の確率分布を知っているとする。


2つの数字が選ばれた後は、大きい数、あるいは小さい数が選ばれる確率はぴったり50%だ。だから、最低でも50%の確率であたる戦略を見つけるのは、そんなに難しくないだろう。問題は、50%以上の確率で正解できるかどうかだが......