学生時代からすでに天才といわれていたサミュエルソン。Ph.D.の口頭試問で、シュムペーターやレオンチェフをまえにひるむことなくまくしたて、逆に教授たちのほうが話についていくのに精一杯である始末。
口頭試問が終わってサミュエルソンが出て行くと、シュムペーターレオンチェフがつぶやいた。
「さて、ワシリー君、はたして試験には通ったかね?どうだろう?」
レオンチェフは驚いた顔で、「なんだって?当然彼は合格だろう。」
すると、シュムペーターはレオンチェフのほうを振り返り、
「そうじゃなくて、我々が、だよ」。
追記:記憶に頼って書いたので、レオンチェフとシュムペーターを間違えてました。この元の話は「unconfirmed anecdote」だそうです。