アメリカの街中の天然温泉


いや、びっくりしたんですけど、LAの街のど真ん中にあるんですよ。天然の温泉が。これは、新宿都庁のすぐ傍で十二社温泉を発見したとき以来の衝撃でした。温泉好きの私としては、これは見過ごすわけに行かないので、早速行って来ました。


コリアンタウンのやや北に位置したこの温泉、入った瞬間、もうすでに日本の浴場のような雰囲気。思ったとおりです。古ぼけていながら、必ずしも寂れていない。変な置物があったり、雑然としているんだけど、そのあまり外観を気にしていないところが、温泉のおかげで殿様商売が出来ていることを悠然と物語っているような。


アジア人が多いかなと予想してたんですが、20人ほどの客の中で自分以外には1人か2人だけでした。客層は20台から40台が中心かな。ギリシャ彫刻みたいなガタイの人が結構いますね。裸になってみると、改めてタトゥーしてる人が多いことに気づきます。まあ、十二社温泉で見た背中一杯の彫り物とは、全然違いますが。


お湯は最高。日本の温泉のように成分は表示してませんが、恐らく弱アルカリ性単純泉と思われます。肌がまたたくまにつるつるに。サワサキさんには、LA訪問の際にはこの温泉を攻めることを是非お勧めします。


ひとっ風呂浴びた後は、Yongsusan(龍水山)という、結構有名な朝鮮の宮廷料理のお店をパートナーと攻めてみました。高麗に遡る伝統的な北の料理(開城料理)というふれこみで期待してたんですが、値段も手ごろな割りに、味のほうもそれなりといった感じ。これなら、コリアンタウンにはもっとうまい店が一杯あるかな。下の写真は、巨大なキムチ。これはなかなか美味しかったですよ。