Super Size Me (スーパーサイズ・ミー)


30日間マクドナルドでだけ食事を続けるとどうなるかを監督(Morgan Spurlock)が自ら実験したドキュメンタリー。Sundanceで今年監督賞を取ったらしい。題名のSuperSizeとはポテトとドリンクの一番大きいサイズのことだ。アメリカでは、数十セント足すだけで簡単にポテトやCokeをSuperSize出来る。SuperSizeといってもあまりイメージの沸かない人も多いだろう。SuperSizeのポテトは約220〜230gで、Supersizeのドリンクは(推定)1リットルぐらいといった感じだろうか。

(ちなみに、アメリカ人はSuperSizeが好きである。Googleでサーチしてみると、あらゆるもののSupersizeの広告を見つけることが出来る。予想通りこんなものまである。)

全体としては、なかなか笑えるところが多くて、素直に楽しめた。不満を言えば、ちょっと軽すぎるところか?なんか、Veganの奥さんと一緒に、「マクドナルド毎日食べたらどうなるかな、あはは〜?」みたいな勢いで作った感じがする。実験といってもお粗末なものだし、新しい知識を得ることはなかった。まあしかし、何も気にせずファストフードを食べているnot-so-consciousなアメリカ人には教育的な意味があるのだろう。唯一情報としての価値があったのは、教育現場における、アメリカの子供たちの食事の実態。話には聞いていたが、あれほどジャンクとは...

まあ、あんまり突っ込んでもしょうがないような感じの軽いドキュメンタリーだし、ポップコーンでも(ジャンクフード!)食べながら、笑ってみるのが正しい見方なのだろう。この手のドキュメンタリーをPopcorn Documentaryと命名したいと思う。