ミネアポリス


ちょっとした用事で、ミネアポリスに数日行ってきた。今日はミネアポリスは最高の天気で、フライトまでの時間が大分余っていたので、今まで行ったことのなかったダウンタウン周辺を探索してみることにした。タクシーは見つあたらないので、行きたい方向に沿っているバス停に座って、適当に最初に来たバスに乗ってやろうと待っていると、隣の女性がいきなり話しかけてきた。


「あのー、私の写真を撮ってくれますか」。


「は?」。バス停で話しかけられることはしょっちゅうあるが、写真を撮ってくれといわれたことは経験したことがない。まあ、旅行者なのかなとおもって、「はい笑ってねー」、などと言いつつパチリ。「サングラスを外してもう一枚撮ろうかしら」とまたパチリ。


それからちょっと話をすると、どうやら彼女はミネアポリスローカルらしい。僕が旅行者だと知ると、自家製のミネアポリス通信みたいなものをくれた。「何をやっているのか」と聞くと、「詩人」。その通信は詩で一杯だったのだが、実はそれは全部彼女の詩だとのこと。その後は、ミネアポリスがいかにNYなんかよりいいところかということを、口角に泡を立てながら語ってくれた。いや、なかなか面白い人でした。



明日からは、日本に二週間ほど戻る予定。2年ぶり久々の帰郷。