Waltz for Koop/Koop
スウェーデン出身の二人組み。日本では在庫切れだって。みんな絶対好きなのに。ジャズとエレクトロニカを混ぜた感じだけど、かなりジャズより。とこれだけだと平凡に聞こえるかもしれないが、これは凡百の類似品とは一味違う。Summer Sun（シングルもある。名曲！）なんて、オリジナルの曲なのに、まるで昔のスタンダードを軽くリミックスしたように聞こえる。これなら敷居の高いジャズファンでも、まゆをしかめないで聞けるのでは？
これ、絶対車のCMかなんかで使われてるでしょ？使われてない？もしも使われてないなら、広告製作会社の方々はすぐこのアルバムをチェックすべし。
このアルバムにVocalとして参加しているNagano Yukimiは、スウェーデンのジャズコンテストでKoopに発掘されたらしいが、なんとその時点で15歳だったらしい（アマゾンとかのレヴューで「十代にしか見えない」とかいっているが、実際十代だと思うぞ。レコーディングは、確かコンテストから一年そこらだったと思う）。このアルバムではまだ少し安定感がない気もするが、この歳からこんなスムースなボーカルを聞かせる才能にもう脱帽するしかない。
