ヨコハマメリー
- 出版社/メーカー: レントラックジャパン
- 発売日: 2007/02/14
- メディア: DVD
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Japan Film Festival(http://www.jffla.org/)が今日から始まったが、これは見たいと前から思っていた「ヨコハマメリー」が初日にやっていたので、見に行ってきた。
一言で感想を言うと、すごいドキュメンタリーだった。ちょっと感想を書くのが馬鹿らしくなるぐらい。あまりにシンクロするところがあって、見終わった後には、こういう話は世代によって受け取り方が違うのかな、とか、年とって涙腺がゆるくなったのかな、とか考える。
横浜は一時地元だったから、立ちんぼのメリーさんを実際にどこかで見かけたような気もする。顔を真っ白に塗った老娼婦。もしかしたら、ただ風の噂に聞いただけかもしれない。でも、「ヨコハマ」の風景にとけこんでいる彼女をみると、たしかにいつかどこかで見かけたような気がしてくるのだ。記憶の底に残っている懐かしい風景を思い出させてくれたというような感じ。「ヨコハマ」という街の歴史の一面を、このドキュメンタリーは確かに、そして繊細に捉えている。
監督はまだ30歳弱で、これが処女作だとのこと。中村高寛という名前、覚えておこう。