歴史を学ぶということ


歴史を学ぶということ

歴史を学ぶということ


これが最後の一冊。著者は、アメリ歴史学会の会長を務めた唯一の日本人だ。歴史学会の重鎮による本なので、さぞ読み応えがあるだろうと思っていたら、意外とあっさりしている。半分伝記で、半分持論を述べてるんだが、血沸き肉踊るエピソードもなければ、どきりとするような洞察もない。まあ、あえてこういうあっさりとした叙述を選んだのだと思うが、読者としては、もうちょっと楽しませてほしいところ。