2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

 経済学帝国主義

経済学帝国主義なんていわれても、もう誰もピンと来ないかもしれない。Googleで検索しても、出てくるのはマルクス主義の本ばかりだろう。この言葉自体はだいぶ昔からあるが、有名になったのは、ゲーリー・ベッカーの一連の仕事が世に出た時だ。彼は、結婚、…

In the Realms of the Unreal

(写真は、「ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で」から)ヘンリー・ダーガーについてのドキュメンタリー映画を見に行ってきた。監督は、数年前短編ドキュメンタリーでオスカーを取ったJessica Yu. 後はナレーターがダコタ・ファニング(Uptown Girlsなど)。…

 円周率の本質に迫る文章

「無限論の教室」という本に載っていた英文だそうな。May I tell a story purposing to render clear the ratio circular perimeter breadth, revealing one of the problems most famous in modern days, and the greatest man of science anciently known.…

 Sergei Mikhailovich Prokudin-Gorskii (セルゲイ・プロクジン=ゴルスキー)

長い名前です。彼が撮った20世紀初頭の帝政ロシアのカラー写真(!)を、こちらで見ることができる。 革命前夜のロシアの風景だ。たとえば、こんなの。 他にも、本当に美しい写真が幾つも。もちろん資料的価値もすごいんだろうな。昔、パラジャーノフとか、…

 追記

タグが使えないと思うので、コメント欄じゃなくてこちらに。こことか、NATROMさんのところに、変形版モンティ・ホール問題がありますね。問題ではAを選んだことを前提として話が進んでいますが、実はもし可能ならCから始めたほうが良いのです。前者のサイト…

 再びモンティ・ホール問題

授業でモンティ・ホール・ジレンマの話をしたら、ある学生が、面白い変種の問題を教えてくれた。前と同じように、あなたは、あるゲームショウに出ていて、賞品は新車のBMWだとする。あなたの前には四つの扉が並んでいる。もちろん当たりの扉は一つだけ。まず…

The Ring 2

中田監督のハリウッドデビュー作。評判悪いです。例えばこことか、あとここでは44点(一般の評価は5.9/10)。前作は確か70点あたりだったような。じつは、個人的には結構楽しんじゃいました。少なくとも、日本版のリング2よりはだいぶ良かった。それがほめ言葉…

 馬場辰猪についてもう少し

馬場辰猪は土佐出身の自由民権家だが、中でも当時としてはかなり変わった人生を送った人物だ。以下は簡単な紹介である。自由民権家というと何やら紳士のように聞こえるが、自由民権運動の「志士」といわれることからも分かるように、むしろ「浪士」崩れの豪…