2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

 マリリンに聞こう!

前に紹介した本から、いくつか面白そうなパズルを選んでみる。最初の二つはマーティン・ガードナーのもの。(以下は逐語訳ではなく、適当に書き換えてあります) 52枚のトランプから、友人がランダムに10枚引いた。「エースを持っている?」ときくと、「ああ…

 ローレンス・サマーズは何を言ったか? For the record.

一月前に書いたときには余り反響はなかったのに、ここにきて、ローレンス・サマーズで検索してくる人が増えている。最近もいろいろと新しい話題が出てきて盛り上がっているが、一月前ほどの騒ぎほどではないという印象だったんだけど。彼の辞職の可能性も出…

 政府批判したBloggerに14年の判決

イランのジャーナリストであるArash Sigarchiは、ほかのジャーナリストの逮捕をBlog上で批判したかどで先月逮捕されたが、この度彼になんと禁固14年の判決が下されたという。彼の罪は、 ......a string of crimes against Iranian state, including espionag…

 帽子のパズル その3

下の説明だとHamming Codeがいまいちよく分からないので、ちょっと簡単に補足。赤と青を0,1として、すべての帽子の組み合わせを0と1の列として考える。例えば、7人の囚人がいれば、2^7通りの0と1の組み合わせがある。この中のある部分集合を取り…

 帽子のパズル その2

この話のネタ元は、四年前のNYTimesの記事。この問題は、もともとはあるComputerScienceの大学院生が1998年に書いた博士論文に載っていたものらしい。どうやら最初のバージョンは3人のものだったようだが、7人の場合を自分の生徒にやらせようとして,初めてこ…

 Alexander Hamiltonとチョコレート

今日は久しぶりに、仕事をせずにのんびりと週末が過ごせた。Lotusというサロンで髪を切った後、前から行きたかったAlexander Hamilton($10札の人ね)の展示を見に行った。独立当時の大物の中で、大統領以外で最も有名なのは、フランクリンと彼だろうか。も…

 Waltz for Koop/Koop

amazon:Waltz for Koopスウェーデン出身の二人組み。日本では在庫切れだって。みんな絶対好きなのに。ジャズとエレクトロニカを混ぜた感じだけど、かなりジャズより。とこれだけだと平凡に聞こえるかもしれないが、これは凡百の類似品とは一味違う。Summer S…

 パズル

なんかもう、最適な確率が出てますね。 でも、答えを出すのはもうちょっと待とうかな。完全に証明しようとしてる人の楽しみを奪いたくないし。ところで、この問題にもいろいろと面白い話がくっついてくるんだけど、それもまた後で。

 帽子のパズル

パズル好きの人のために、もう一つ。帽子のパズルとはいっても、一番有名な問題とは違うから、何だあれかとスキップしないように。これも実は有名な問題なんだけど、日本のサイトをググルと意外に出てこないのでびっくりした。まあ、一部の数学者は知ってる…

 モンティ・ホール ジレンマ その3

amazon:論理思考力トレーニング法―気がつかなかった数字の罠Wikipediaによると、この問題が世に出たのは1975年のAmerican Statisticianが最初らしいが、これが一躍有名になるのは、Marilyn von Savantのコラム「マリリンに聞こう!」で1991年に紹介…

 シートベルトをしめましょう 

この記事によると、アメリカの警察官の事故死の60%は自動車事故によるものらしいということ。しかも、通常業務中の自動車事故だけをカウントして、である。事故を起こした516人のうち、106人が死亡し、そのうちの約40%がシートベルトを未着用だ…

 モンティ・ホール ジレンマ その2

いろいろな解答の仕方があるのだろうが、一つ例を挙げる。わかりやすいかどうかは、保証しない。 まず、間違った解答。解答1:全ての扉はどれも等しい確率で「当たり」だ。よって目の前に残っている二つの扉は同じ確率で「当たり」なので、扉を変えようが変…